「障害」ってどんなもの?
「障害」と聞くと、車いすの人や、耳や目が不自由な人をイメージするかもしれません。
でも、実は「見えない障害」もたくさんあります。
● 発達障害(はったつしょうがい)
- 人との会話がうまくできない
- 時間や約束を守るのがむずかしい
- じっとしていられない、気が散りやすい
→ たとえば「ASD(自閉スペクトラム症)」「ADHD(注意欠如・多動症)」などがあります。
● 精神障害(せいしんしょうがい)
- 不安が強い、学校や仕事に行くのがつらい
- 気分の上がり下がりが激しい
- 人と関わるのがこわくなる
→ 「うつ病」「双極性障害」「統合失調症」などがあります。
● 身体障害(しんたいしょうがい)
- 手足が思うように動かない
- 見えにくい・聞こえにくい
→ 病気やけが、生まれつきの理由など、さまざまです。
「障害かも」と思ったら、まず相談してみよう
● まずは心療内科・精神科へ
「なんだかおかしい」と思っても、何科に行けばいいか分からないですよね。
そんなときは、「心療内科(しんりょうないか)」や「精神科(せいしんか)」を受診してみましょう。
- 眠れない、元気が出ない
- 集中できない、つらい
- 学校や仕事がうまくいかない
そんなとき、専門家の先生があなたの話をじっくり聞いてくれます。
● 保健所や障害福祉窓口でも相談OK
お住まいの市区町村にある「保健所」や「福祉の窓口」では、無料で相談できます。
医療や福祉、学校のサポートなど、必要に応じた情報をもらえます。
「障害者手帳」ってなに?もらうとどうなるの?
診断が出て、生活に支援が必要と認められた場合、「障害者手帳」を取得できることがあります。
障害者手帳には、次の3種類があります。
● 精神障害者保健福祉手帳(せいしんしょうがいしゃほけんふくしてちょう)
対象:うつ病・統合失調症・不安障害など
● 身体障害者手帳(しんたいしょうがいしゃてちょう)
対象:身体に障害がある方(手足・視覚・聴覚など)
● 療育手帳(りょういくてちょう)
対象:知的障害のある方
<手帳があると受けられるサポート>
- 通院や公共交通の割引
- 福祉サービスの利用(例:就労支援)
- 税金の控除
- 就職時の配慮(障害者枠など)
どうやって障害者手帳をもらうの?
ステップ1:医師の診断を受ける
まずは病院で正式な診断を受けます。診断書が必要です。
ステップ2:市区町村の窓口で申請
障害福祉課や障害者支援窓口などで、申請用紙と医師の診断書を提出します。
ステップ3:審査・発行
申請から1〜2か月で、手帳が交付されます。
「障害」と向き合うのは悪いことじゃない
もしかすると、「障害がある」と診断されるのがこわい、と思うかもしれません。
でも、それは「あなたがダメな人」だという意味ではありません。
むしろ、あなたが自分の得意・不得意を理解して、自分らしく生きるための「スタート地点」です。
● 困っているのは、あなたのせいじゃない
生まれつきの特性や、これまでの経験からくるものです。
「努力が足りない」と言われることもあるかもしれませんが、違います。
● 支援を受けることで、人生はもっと楽になります
学校の先生、職場の上司、家族、そして福祉サービス。
周りのサポートを使って、自分の力をのばしていけます。
最後に:あなたはひとりじゃない
「もしかして障害かも?」と思ったとき、誰にも言えず不安になるのは当たり前です。
でも、その気持ちを抱えている人は、実はたくさんいます。
あなたの悩みは、決して「わがまま」や「気のせい」ではありません。
「なんかおかしい」と思ったその感覚を、大事にしてください。
そして、少しずつでいいので、相談してみてください。
その一歩が、あなたの未来を変えるきっかけになるかもしれません。
私の家族もそうでしたが、支援を受けて楽になることも多かったです。
▶ どこに相談したらいいか分からない方へ
- お住まいの市役所・区役所「障害福祉課」
- 各地域の「発達障害者支援センター」
- 心療内科・精神科の病院
- 学校の先生や保健室の先生
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