就労選択支援の概要

このページは下記URLの厚生労働省発表の【就業選択支援について】の概要をまとめたものです。
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/001389440.pdf

※詳しくは厚生労働省にお問い合わせください。

全体まとめ

  • いつから?:2025年10月(主要項目)、※一部は先行実施中
  • 何をする?:作業体験・評価→ケース会議→進路選定支援→情報提供と調整
  • 誰が対象?:支援利用希望者や移行期にある障害者
  • 誰が担う?:専門研修を受けた支援員、相談支援・学校関係者、ハローワーク等が連携
  • 目的:中立・公平な評価に基づき、個々に最適な就労先・支援を選べるようにする制度

1. 施行期日・改正の概要

  • 施行期日:2026年10月1日(ただし一部条項は段階的に施行)
  • 主な改正のポイント
    1. 地域生活支援体制(グループホーム等)を充実
    2. 「就労選択支援」を新設し、個々の就労ニーズに対応
    3. 精神障害者向け支援体制の整備
    4. 難病患者や小児慢性疾患児への療養支援強化
    5. 障害・難病に関するデータベースの整備
    6. 福祉事業者指定や連携の強化 等 

2. 就労選択支援の創設

  • 目的:就労希望者が適切な働き方やサービスを選べるよう、短期の作業体験を通じて ・能力・適性の評価 ・意向の整理 を行う支援体制を構築 
  • 対象者
    • 就労移行支援や継続支援(A/B型)を希望・利用中の障害者
    • 特にB型利用前、A型新規・移行支援の標準期間超過時は原則として本支援の利用が必要 

3. 基本プロセスと報酬

  1. アセスメント:作業体験や面談での評価
  2. ケース会議:利用者と関係機関でアセスメント結果の多機関連携
  3. 結果整理と情報提供
  4. 他機関との連絡調整
  5. 地域情報収集・提供(ハローワーク等)
  • 支給決定期間:原則1か月。必要に応じて最長2か月。
  • 報酬単価:1日あたり1,210単位。特定事業所集中だと200単位減算。
わかりやすい就労選択支援の概要とまとめ

4. 実施主体・人員等の要件

  • 実施主体:就労支援実績がある障害福祉サービス事業所等
  • 支援員配置:利用者15人に1人以上の就労選択支援員を配置
    • 支援員は専門研修の修了者で、勤務実績5年以上等の要件が課される
    • 2027年度末までに経過措置あり。

5. 対象者・利用期間の詳細

  • 利用期間:原則1か月(長期観察等理由があれば2か月まで延長可)
  • 例外利用:支援機関不足や待機の場合、既存アセスメントの活用が可能。

6. 相談支援事業者との連携強化

  • ケース会議や事業所訪問に相談支援事業者が同行する場合、別途100単位の加算が可能。

7. 特別支援学校との連携

  • 在学中(高等部)でも受講可能。複数回のアセスメントや職場実習との併用も可能。

8. 他の障害福祉サービスとの併給

  • 放課後デイや施設支援などと同日の併給が認められており、支援内容・報酬が重ならない場合は重複利用可。

9. 中立性の確保

  • 同一法人集中提供による不当な誘導防止のため、利用割合が80%超は減算等の措置
  • 地域状況に応じた柔軟運用あり
  • 金品の紹介禁止、客観性の担保が求められる。

10. モデル事業と研修計画

  • モデル事業(2024年7月~2025年3月)を全国6地域で実施
  • 研修計画:2025年6月頃より80名規模×年間10回程度の支援員研修を国主導で実施。